ヘッドロココに憧れて

アクセスカウンタ

zoom RSS 裏切りの貴公子

<<   作成日時 : 2007/07/29 14:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 9

前日はコチラ
さらに前日はコチラ

貸切のテン場で闇に呑み込まれる前に一度ダケ、
人との触れ合いがあった。

水場で南アルプスの天然水を汲んでいるとオバサマに声をかけられた。

「明日はどこに行くの?」

「いや、まだ決めてないんです。甲斐駒にするか仙丈にするか」

「だったら、明日駒津峰まで荷物担いで上がってそこに荷物置いてから、
甲斐駒まで行くのよ。直登コースがあるからそこ行って帰ってきたら、
荷物を持って峠まで降りて小屋に泊まって、明後日仙丈に登りなさいよ」

「そうしたいんですケド、明日中に帰らなきゃいけないんです…」

「アラ…。

だったら甲斐駒よ!

あなた写真が趣味なの?なら絶対甲斐駒よ!」

今の今まで仙丈ケ岳にするつもりでいた。
ケド…、なんだろう。オバサマのコノ自信たっぷりな薦めっぷりは。
考えてみれば色んな偶然が重ならなければこのオバサマとの出会いはなかった。
ならばこの出会いには何か意味があるはず!


女王様スイマセン。ボク貴公子に行きます!


〈山歩き編〉
仙水小屋(4:45) → (5:10)仙水峠(5:15) → (6:30)駒津峰(6:40) →
(7:40)甲斐駒ヶ岳(8:45) → (9:30)駒津峰(9:35) → (10:25)仙水峠(10:30)
→ (10:55)仙水小屋・テント撤収(12:00) → (12:30)北沢峠

昨日の夕飯に引き続き、今朝の朝食も失敗…。
山の中ではいくら食べ難い料理に仕上がっても残すわけには行かないワケで。
しかも出発時間で見る限り、妄想登山のコースタイムではバスに間に合わない!
いくらなんでもこのまま帰るなんて納得出来ないので行けるトコまで行くコトに。

画像


もうすっかり夜は明けたケド、樹木帯は薄暗い。
準備運動もかねてゆっくりゆっくり歩くと仙水峠は思ったより遠かった。

画像


仙水峠に着くと昨日のオバサマが居た。

「こっちにしたんだ。今日の甲斐駒サイコーだよ」

ん〜、いまいち根拠が分からないのだケド、ボクはオバサマの言に
全てを委ねて女王を捨ててきた身。そうでなくては困るのだ。
信じよう。オバサマを。

駒津峰を目指し暗い樹木帯を登り始める。
どこがつらかったって、ココが一番つらかった。
昨夜あまり眠れなかったせいか、ちっともペースが上がらない。

なんども途中で帰ろうかと思ったケド、せめて駒津峰までくらい行かないと
あまりに自分自身情けない…。

画像


ほんの少しずつでも足を前に出せばいつかは着くんだから。

画像


なんとか樹木帯をしのぐと気分はだいぶ楽になった。
左手には常に女王の大きなお姿が見られるようになる。

画像


と同時に、なんだか異様にムシの羽音が聞こえて来るようになった。
こ、怖い…。

画像


なんか信じられないくらい晴れてるじゃん!
天気予報もこんな外れ方なら大歓迎だ。

画像


着いた。
着いたよ、駒津峰。
貴公子の頂はまだ遥か先だケド、こんだけで既に達成感が。

画像


コースタイムよりも若干早めだし、コレなら山頂まで行っても間に合う。きっと…。
さっきまでいつリタイアするかギリギリだったのに元気ひゃく倍!

画像


うん。こっちだな、オバサマが教えてくれた直登コースは!
っていうか別のルートもあるんだな〜。頂への道はひとつかと思ってた。

それにしてもコノ道、おもしろい!
でっかい岩をたくさん乗り越えて歩くのは樹木帯の登りよりも
消耗はしてるんだろうケド、精神的に楽しいから疲れを感じない。
※両腕の筋肉痛が後日きたケド…
標高が上がるにつれてだんだん変わる展望も疲れを和らげてくれる。

画像


登ってきた道を振り返ると駒津峰のうしろには女王が。
あ〜、やっぱりアチラにも早くお邪魔したいな。

画像


大きな岩の乗り越えがひととおり済んだ頃、眼前にあらわれた貴公子。
陰になって良く見えないケド、かっちょいい!
足元の道も岩から砂へと変わった。
あとちょっと登ればいよいよ南ア初の頂だ。

画像


画像


画像


画像


あ〜、コレが南アルプス。
イイ。イイよ!

称える言葉をボクは知らない。
魅力を伝える写真もない。
だから、直接行ってみて下さい!

感動の興奮が落ち着いた頃、ボクは身の回りのとある事態に気付いた。
アブの大群だ。すごい数のアブにボクは包囲されている…。
アブって刺されてもいいんだっけ?

いや、、いいわるいじゃなくて刺されたくない!
幸い山頂はガラガラだ。
タバコの煙で身を守ろう!
ボクはタバコに火を点けて、身体の周りをグルグル回した。
なかなか離れないアブに眼を凝らしていたその時、左手甲に痛みが走った。

熱っ!

刺されたんじゃない。
身を守るためのタバコで左手甲を焼いてしまった…。
なにゆえ、貴公子の頂まで来て火傷しなくちゃいけないんだろう。

止まってはダメだ。
タバコの煙で逃げないんなら、ボクが逃げるしかない。
せっかく天気も良く混雑もない山頂でゆっくりするコトも出来ず、
ボクはず〜っと広い山頂を歩き続けた…。

画像


スタスタ、スタスタ。
あっ、テント干してる。うんうん、天気いいもんな。

スタスタ、スタスタ。
歩き回って同じ場所に戻ってくると…、

画像



Σ(゚ロ゚;)テントじゃなかった!


テントを干してるんじゃなかった。
そう、彼は翼を広げていたのだ!
スゲー、さすがアルプス。なんでもアリだ!

アブに脅えつつも大満足で下山開始。

画像


画像


帰り道はまるで、屋根をもつトカゲこと「ティラノサウルス」みたいだ。
さっき来たばかりなのに、こうして見るとあんな道通った覚えがない。
しかし、さすがは南アルプスの貴公子。
身体の一部が恐竜だ。

画像

陽が高くなりその姿をあらわした貴公子

画像

駒津峰からの貴公子

画像

これで見納め仙水峠からの貴公子

画像


後は小屋まで戻りテントを片付けてバスの時間までに北沢峠に着けばクリアだ。
12:30に北沢峠に着くと丁度臨時便が出発するトコだった。
また臨時便か。
これなら時刻表では今日ないはずの、高速バスに丁度良く乗り継げるバスも
出るんじゃないだろうか…。
あった所で下りて来てしまった今、どうにもならないケド。


〈おまけ〉
仙流荘に到着したのが13:30前。
高速バスが出るのが15:58だから、かなり待つ。
ケドいいんだ。
ゆっくり仙流荘の温泉を満喫する予定なのだから。

仙流荘の自動ドアをくぐり受付のオアサマに
「日帰り入浴できますか?」
と聞いて、返ってきた衝撃的な回答でこのレポを終えよう。



「今日お休みなんですよ」


なんで今日休むの〜!↓
画像

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
shuさん、こんばんは!
南アルプスデビューやぁ♪おめでとうございます。

甲斐駒にしたんですね〜!
仙丈か?甲斐駒か?ほんまに迷う2択でしたよね。
私もどちらかひとつやったら、甲斐駒登ってみたいなぁ。

晴天の甲斐駒、写真を見せていただいて、
私もとってもHappyになれましたよ。ありがとうございました。
ぽてと。
URL
2007/08/03 23:06
こんばんは〜!
今ぽてと。さんのトコでコメントして戻ってみたら、
ぽてと。さんからコメントが!

ほんとギリギリまで迷いましたね。
予定通りならどっちも登れたはずなのに…。
実は今回の山歩きの写真は、今までの中で一番出来が悪かったデス。
なんか気持ちよく歩いてて、サイコーの景色が広がってると
写真を撮る作業がめんどくさく感じてしまったのカモしれません。

それだけ南アは魅力的な雰囲気をかもし出してました。
ぽてと。さん、こちらこそありがとうございました〜!
がんばりましょうね!常・蝶。
Shu
2007/08/03 23:30
ん?結局何山に登ったの??
と思ってえーと、えーと、と手繰っていったらようやく甲斐駒の名前を発見。
仙丈も甲斐駒も今まさに行こうと思ってあれこれ調査してる所ですよ〜。これはいいタイミングだ♪
ちょっと流れがわかりにくいプカプカで申し訳ないんですが…これは仙水小屋の辺りで前夜泊しての日帰り登山って事ですね?

甲斐駒はやっぱりいいですねーっ
アクセス遠いーーーんですよね…それが今問題化しています。どうやったって前夜泊しないと帰りのバスに間に合わないですもんね。くすん…テントもないし、女一人で山小屋に泊まるのも心細い…
駒津峰までの登りもシューさんのおかげでキツさがリアルに伝わって参りました。ウン、まだ私には無理!(笑)
プカプカ
URL
2007/08/08 03:38
来た〜〜〜〜!!!!
やっと来た〜〜〜!!!!

・・・・っていうか コメ入れたと思ったら
なんか変なことしたらしくて 全部消えた。 ガーン!!!
なので気を取り直してまた最初から。 (ったくドジな自分)

今更ですがお疲れ様でした! (おそすぎ)
南アは 前衛の日向しか行ったことがなく、(貴公子がすごい迫力!)
隊長もかなり意識してるところです。
ただ、けっこうしんどい、っていうイメージがあるし
副隊長はバスがダメなので どうしても足が遠のいてしまってます。
もし泊まりで行ける日が来たならば、まずは鳳凰からかな、って
密かに思ってますが。

でもって 最後・・・なんてこったい!
残念でしたね。
締めの温泉が休みとは・・・!
可哀想すぎる。(涙)

ところでshucreamさんは やっぱりシュークリームが好きなのですか? (唐突)
私も大好きです。
おいしいよね。 

BBQも楽しそう。(次記事も一緒のコメでごめんなさい) 
素敵なお仲間がいていいですね。

じゃ、私は 竹下景子さんに 100点! (せこいっ!)
弱足ママ
2007/08/08 05:07
プカプカさん、こんばんは〜。
滅茶苦茶なレポですいません…m(。 。;)m

お察しの通り一泊してマス。
初日はバスの移動がほとんどで、歩いたのは仙水小屋までダケです。小屋の裏がテン場になっていてそこで寝ました。小屋泊が心細いとのコトですが、仙水小屋は少人数完全予約制で過ごしやすそうな雰囲気でしたよ〜。
ただ仙丈ケ岳に登る場合は北沢峠近辺に宿泊したほうが、時間的に無駄がないと思いマス。

駒津峰までがしんどかったのは樹木帯が長いコトと、あとは体が完全にあったまってなかったのだと信じたい…。確かにアクセス遠〜いですケド、なんとか問題をクリアして行って来てください!
Shu
2007/08/08 22:14
ママさ〜ん、ありがとうございます!
そして長旅お疲れ様でした。
ケドすんごい楽しそうだった(゚ー゚*)

日向山、憧れです。
なにかで、突然目の前が砂浜みたいになって感動する、って読んでからずっと行きたい山のひとつにエントリーしてマス。

副隊長のバスがダメってのは痛いですね…。
いや、実はボクもバスだいっ嫌いです。
まぁケド、「バス嫌い<山行きたい」の式が成立ってるので
乗るしかない!って感じです。

そうですね、隊長にはゼヒ訪れてもらいたいところです。
特に直登コースは歩いてもらいたいな〜、なんて思います。
ただ、ママさん的に厳しいようであれば迷わず迂回。
それでも十分です。
「隊長in貴公子」楽しみにまってマス!(勝手に…)
Shu
2007/08/08 22:23
つづき

実はShucream(シュークリーム)の由来はchoux a la creme(シュー・ア・ラ・クレーム)ではないんですよ(・ー・)
唐突ですがボクの名前はSHUNICHI(シュンイチ)といいます。
ところが、海外の人は「シュンイチ」って発音できないんです。
何度言わせても「シュニチ」になっちゃうんです。
だから、

You can call me just "SHU",like your shoe.
(もう、シュウだけでいいよ。その君のくつと同じ発音で)
※ちなみに靴は普通必ずふたつでひとつなのでshoeではなくshoesデス

という流れで海外専用のニックネーム「SHU」が誕生しました。
で、そっからなんとなく響きが気に入って「Shucream」に。
どうでもいい話でしたね…。
ケド同じ発音のシュークリームをママさんが大好きでなんか嬉しいです!(大いなる勘違い?)

竹下景子さんか〜。
シブイとこついてきましたね( ̄ー☆
Shu
2007/08/08 22:43
いや〜ん・・・・・
そういうことだったのですね!
シュークリームじゃなかったのは ちょっと残念ですが
すごく深い意味が隠されていたことを知り、
かなりうれしいかもです。
そっか・・・shuさんもアフーさんと同じで
英語ペラペラだったのねー。
確か二十歳のバースデーアメリカで向かえてましたよね?
ローマだった? ジュネーブ? (どっちもアメリカじゃないって・・・)
カッコイイ〜!
私も英語喋れるようになりたいけれど
無理です。 完璧絶対100%無理。
どんどん脳みそが腐ってます。
隊長と副隊長の顔がわからなくなるのも時間の問題かも・・・。汗。
shuさん、私の分まで頑張ってくださいね〜!

・・・・って何をだ。 全然意味わからん。

弱足ママ
URL
2007/08/09 07:23
ママさ〜ん、どうでもいい話にご対応頂きありがとうございマス!Shucreamって音は好きなんですケド、HNは漢字にしとけば良かったな〜って、たまに思います。

それにしても、ボクのプロフィールを覚えて頂いてすごく嬉しいです!
しかもなぜかウロオボエ!
英語なんてしゃべれなくても、ママさん、たくさん技持ってるじゃないですか〜。それに愛も!
大丈夫デス。ママさんは絶対隊長の顔がわからなくなったりしません!

とりあえず、ママさんの分までがんばります(炎∇炎)
ん〜っと、何にしようかな…。
やっぱりママさんも一緒にがんばりましょうよ!

って何をだ。同じく意味不明…。
Shu
2007/08/09 23:29

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
裏切りの貴公子 ヘッドロココに憧れて/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる